特別料金でバス・レーン通行可?

元NSW州道路交通局 Roads and Traffic Authority 長官のケン・ドビンソン Ken Dobinson 氏は5日、ハーバー・ブリッジ南行きバス・レーンの車両通行量に余裕があることに目をつけ、渋滞を避けたい金持ちのドライバーに特別料金を課して開放する制度を提案した。
特別料金は5ドルから20ドルの変動的なもので、バス専用車線を走る車の数が増加すると上がる仕組み。走行車数はセンサーによって感知され、交通量の変化にともなって料金が変更される。

ドビンソン氏の提案は、「バスやタクシーの間に自家用車を詰め込めば他のレーンの混雑緩和になる。『バス・レーンをご利用ください。ただし$10ドルいただきます』というわけで、もし$10でドライバーが殺到してバスの運行が遅れるようになれば、料金を$20に引き上げればいい。そのために交通量センサーを用いて、バス・レーンの交通量によって自動的に料金が変化するようにすればいい。料金が上がる直前にはRTAの標識に警告表示を出せばいい」というもの。

いわゆるHigh Occupancy Tolling (HOT:高占有率料金)と呼ばれるこの制度は、アメリカの有料道路運営会社トランスアーバン Transurban が最初に導入したもので、ドビンソン氏は、HOT制度を導入することで、ハーバー・ブリッジやトンネルの渋滞を軽減し公共交通機関に充てる資金の調達もできると、新制度の利点を訴えた。

しかし、同案は自動車ドライバー団体 NRMA (The National Roads and Motorists’ Association: 日本のJAF に似た団体)の支持を得ておらず、NRMA側は、ドライバー全員が公平に道路を使用できるようにするべきであり、より高い料金を払える者だけが優先権を得るべきではないとしている。

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