暴風雨の爪あと
6月7日から9日にかけてニュー・サウス・ウェールズ州中部海岸地帯を襲った暴風雨。
8日早朝、17メートルをこえる高波で「パシャ・バルカー Pasha Bulker」号の錨鎖が切れて、市内ノビーズ・ビーチの浅瀬に座礁。21人の乗組員が強風の中、ヘリコプターで救出された。
5月25日の記事にも書いたように、ニューカッスルの沖合には常時数十隻のバルク船が石炭積み込みを待っており、パシャ・バルカー号もその内の一隻だった。

ゴスフォード近くの旧国道では横を流れる濁流のために路面が10mに渡って崩れ、大人2人と子供2人が乗っていた乗用車が濁流に落ち、4人を助けようとした人も流された。乗用車は約100メートル下流で発見され、乗っていた4人の遺体も9日午後までに発見された。

ニューキャッスルでは、先週金曜日(8日)、1メートルに及ぶ洪水が、市内商業中心部の目抜き通り Hunter Street に押し寄せ、多くの建物がガラス窓やドアを破砕されて浸水の被害を受けた。11日、通り沿いの歩道には、びしょ濡れになった多数の絨毯が干され、通りは淀んだ悪臭に満たされている。
しかし、商店が被害を受けたのは洪水だけではなかった。人々が避難している間を狙う略奪者による被害も発生している。
ハービー・ノーマン Harvey Norman では、iPodsやプレイステーションなどの高価な商品が盗まれ、被害額は1万ドルに及ぶという。
店のマネージャー、ポール・マーフィー Paul Murphy 氏は、「本当に驚く出来事だ、誰もが困難な状況に立たされている時に、略奪事件が起こるとは考えもしなかった」と、警察からの盗難事件の連絡を受けた時のショックを語った。
隣接するパブ、ダックス・ナッツ・ホテル The Duck’s Nuts Hotel も同時に被害を受け、8千ドル相当の酒類とタバコが盗まれ、現金を取り出そうとした犯人によって、ポーカーマシン数台が破壊されたという。
モリス・イエマ州首相は、特に被害の大きいニューカッスルの北からホークスベリー河口北岸にかけてを含む中部海岸とニューカッスルの内陸ハンター・バレーにかけての地域を「災害被災地域」に指定した。この指定により、風雨や洪水などの天災で財産に被害を受けた個人、ビジネス、地方自治体には様々な援助が与えられる。





うーさん said,
June 15, 2007 @ 8:50 am
日本だけではなく世界中でこういうことは起きているんですね。
自然に人間が勝てるとは思いませんが、
もう少し自然の神様も手を抜いて欲しいものです。
犠牲になられた方のご冥福をお祈りいたします。