ソロモン諸島で巨大地震

今日12時の Australian Herald によると、4月2日にソロモン諸島で発生したマグニチュード8.0の地震とそれにより発生した津波による犠牲者は、少なくとも22人に達した。
犠牲者は震源に近いギゾなどの西部に集中しており、ソロモン諸島政府は2日夜、西部ウェスタン州とショワズール州に非常事態宣言を出した。

現地では、懸命の救助活動と被害の詳細な調査が進められているが、今日も余震と見られる強い地震が被災地を襲い、救助活動を難しくしている。
多くの島によって構成される地域であるため、通信事情などから被害状況の全容は未だに正確に把握できない状態で、被害の全貌が分かるまでにはまだまだ時間がかかるものと思われる。

昨日、地震発生直後に津波警報が出されたオーストラリア、クイーンズランド州北東部沿岸では、海面の僅かな上昇は観測されたものの特筆すべき被害は発生していない。
しかし、沿岸部に住む住民は一時大パニックに陥った。

ケアンズ Cairns では、学校は休校となり、会社、店舗などの事業所も休業、何百人もの住民が高台へ避難を続け、特に山の頂上にあるキュランダへ向かう道は大渋滞となった。
住民は、最初の警報が出された後何のアドバイスもなかったためパニックと流言飛語が広がったと言っている。
病院では緊急以外の診療を停止し、約100人の入院患者を上層階の病室に移動させた。

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キュランダ方面に向かう車の列

しかし、そんな中、観光客の中には、津波の脅威も全く知らずにアウター・リーフへの日帰りツアーを続けた人たちもいたようだ。
あるイギリス人観光客は、ちょうど津波の波がやってきたと考えられる時間にグリーン・アイランドの海岸歩いていたが、脅威は全く感じなかったそうだ。
「えっ!冗談でしょう。津波が来ると分かっていたらボートなんか乗らないわよ!」と言う。
グリーン・アイランド・リゾートの支配人リサ・クラウス Lisa Krause は、「30人の滞在客と30人にスタッフはいつでも避難できる体制をとっていました。皆に避難の可能性を告げ、安全と確認されるまでばらばらにならないように伝えていた」と語る。
サン・ディエゴから来た家族連れの観光客は、「リーフ・ボートは危険が去るまで乗客を降ろさなかったし、より安全な深い水面に留まっていた。リーフの大きな緩衝地帯にいてかなり安全なように見えたが、 Boxing Day disaster の後だけに、津波についてはちょっといらいらした」と話している。

クックタウン Cooktown では、主要道路は交通止めとなり、多くの人々が車で近くのグラッシー・ヒル Grassy Hill に向かった。
クックタウンで唯一海岸沿いに住んでいたフィッシャマンズ・ワーフの所有者のウィリアムズ夫妻は、私物を車の荷台に積んで高台へ移動させた。
奥さんは、「みんな、テレビで見たスマトラ沖地震の酷いシーンを思い描き、最悪の状態を恐れたんだと思います。でも、何も起きませんでした。さざ波すら立たなかったんです。でも、一番恐ろしいのは、これで慣れっこになって今度警報が出たときに甘く考えてしまうことです。」と言っている。

警察によれば、避難者による道路の混乱は警報が解除になった後も続いたという。

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