ピチリチ鉄道 Pichi Richi Railway
「車窓」では、ちょっと寄り道して「ピチリチ鉄道」を紹介している。
ピチリチ鉄道 Pichi Richi Railway は、ポート・オーガスタ Port Augusta と、フリンダーズ山脈 Flinders Ranges の山あいにあるクオーン Quorn を結ぶ観光鉄道で、昔ザ・ガンが走っていた古いナロー・ゲージの線路を当時の蒸気機関車やディーゼル機関車が走る。
運営主体はピチリチ鉄道保存協会 The Pichi Richi Railway Preservation Society Inc.。
協会は、昔の南オーストラリア鉄道や連邦鉄道のナロー・ゲージの車両の保存、メンテナンス、運行などをボランティアで行っており、鉄道全体が一種の「動態博物館 ‘operating museum’」となっている。

ポート・オーガスタ~クオーン間は、アリス・スプリングスへ向う the Central Australian Railway の建設の始まった歴史ある場所で、1878年にポート・オーガスタで始まった工事は翌1879年クオーンに到達した。
フリンダース山脈の山あい Pichi Richi Pass を抜ける部分は、南北に走る線(ザ・ガンの路線)と後に開通した東西を結ぶ the Transcontinental Railways (現在のインディアン・パシフィックの路線)とが唯一共用していた線だったが、その後輸送量の増加に対応するため標準軌によるバイパス線が開通するにおよび、1957年に閉鎖されてしまった。
しかし、歴史あるこの路線の復活、保存を望む声が高まり、1973年にピチリチ鉄道保存協会が設立されて、復元整備された古い車両により17年ぶりに Pichi Richi Pass での運行が再開されたのである。2002年にはポート・オーガスタまで延長され、現在に至っている。

Cofee Pot と呼ばれるこんな可愛い車両もある




