イアン・ソープが引退
シドニー五輪とアテネ五輪の競泳自由形で計5個の金メダルを獲得した水泳界のスーパースター、イアン・ソープ Ian Thorpe (24)が21日、シドニーで記者会見し、現役引退を表明した。
「僕は24歳だが、まだ24歳とも言える。まだ若いので、これからの人生でも新しい挑戦が待っていると思う。水泳から引退するには早すぎるが、僕にとっては潮時だ」。
また、「泳ぐことを脇に置いて、何か他のことで自分の存在を証明すべきだ、と思い始めた。以前のように泳ぐことで心が満たされることはなくなってきた」と水泳への熱意の衰えものぞかせた。復帰の可能性については否定しなかったが「多分ないと思う」と続けた。

記者会見で引退を表明するイアン・ソープ
ソープはアテネ五輪後に1年間の休養を宣言。今年3月の英連邦大会 the Commonwealth Games (メルボルン)での復帰を目指していたが、体調不良などで欠場した。
その後も右手を骨折、復調を目指していたが調子が戻らず、来年3月開幕の世界選手権代表選考会を兼ねた12月の国内選手権出場が危ぶまれていた。
ソープは、今も男子自由形200mと400mの世界記録保持者。01年世界選手権(福岡)では6個の金メダルを獲得し、4度世界新記録を出した。オーストラリア国内では数ヶ月前から彼の引退が噂に上っていただけに、遂にその時が来たかという感がある。
記者会見で語った彼の話でふと思い出したのは、サッカー中田の「自分探しの旅に出る」という言葉だった。まだまだ若いソープ。素晴らしい未来を見つけて欲しい。




