バナナは豊作なのに・・・
北部クイーンズランドに待ちに待ったバナナの収穫の時期がやってきたのに、その収穫を担う「もぎ手」の不足が心配されている。
オーストラリア・バナナ生産者協会によれば、3月に襲来したサイクロン・ラリー Larry で国中のほとんどのバナナが全滅してしまった後、多くの労働者たちが他の仕事を求めてよそに移っていったためだという。
「今はまだ危機的状況ではないが、クリスマスを迎える数週間前にはもっと酷いことになるだろう。」
協会は、北クイーンズランドのバナナ産業が、サイクロン前の総労働力の約半数に相当する1500人以上の労働者不足に見舞われると見積もっている。
2週間前に65ヘクタールのバナナ園で収穫を始めた生産者ロン・ポッピ Ron Poppi は既にこの問題に直面していて、通常25人以上のもぎ手を使っているのに、まだ3人しか確保できていない。「今でも、もう2、3人欲しいところだし、これから3週間はさらに5、6人は必要だ。」

人手不足に頭を抱えるバナナ生産者のポッピ氏
ポッピ氏は、サイクロン・ラリーのカテゴリー5の強風によって前回の収穫はほぼ全滅だった。何ヶ月もの間供給と価格が正常に戻るのを待ってくれている消費者をがっかりさせることになるのではと心配し、「バナナはよく出来ている。しかし、その大部分がもぎ手がいないという理由で収穫できないんだ。」と嘆いている。




