両肺の移植に成功、喜びのケイト

「ケイト・バックハウスにとっては毎日が新鮮!」
今週のサンデー・メールにこんな明るい記事が載っていた。

嚢胞性繊維症という遺伝性の難病を患っていた25歳のケイト・バックハウス Kate Backhouse は、呼吸のために戦う毎日を過ごしてきた。しかし、両肺の移植手術を受けることができた今、彼女はエネルギーに溢れ、新しい肺に深く息を吸い込むことの喜びを感じている。
「新しい命を得ることができてびっくりしています。」とサンデー・メールに語った。

今年ロックハンプトンからブリスベンに引っ越してきた彼女は、臓器提供者待ちのリストに記載されて8ヶ月以上を過ごした。外出も出来ず、部屋から部屋へ歩いただけでも休息と酸素吸入が必要で、状態は大変悪く医者からは1年ともたないだろうと言われていた。

ケイトは術後の経過もよく、「咳も出ず息を切らすこともなしに2階に歩いて上がれることが嬉しい。毎日運動しています。今は歩いたりダンベルを持ち上げたりしていますが、もう少ししたら水泳やランニングやサイクリングも始めるつもりです。仕事も始めたいと思っていますから、来年には旅行に行けるだけの費用も貯金できるでしょう。先生は、灰色でべっとりとした粘液が詰まった私の古い肺を見せてくれました。今は完全に正常だと感じています。もう酸素を持ち歩く必要もありません。」と語る。

kate-backhouse.jpg

彼女は生まれて11ヶ月のとき嚢胞性繊維症と診断され、3ヶ月ごとに約2週間を病院で過ぎすという生活を送ってきた。
ケイトは、仲介者を通じてドナーの家族に匿名の手紙を送って感謝を述べるつもりだという。(ドナーも受給者もお互いに名前を知らされない。)

「このことは私の生活を完全に変えました。これからは何でも出来るんですもの!」

オーストラリアは、臓器提供者の率が世界でも最も低い国の一つ。毎日、移植を待っている一人以上の人が亡くなっている。

————————————————————————–

この記事を目にした後、たまたま、テレビで日本の臓器移植の実態を取り上げた番組を見た。
国内での臓器提供者が少なく、アメリカに渡って臓器移植を受ける人。費用は5千万から1億円を要する。そして最近、中国にそれを求める人が増えている。こちらは50万から百万。提供される臓器の多くは死刑囚のものだという。
インタビューに応じたある中国市民は、「中国にも臓器提供を待ち望む患者はたくさんいる。たとえ死刑囚の臓器とはいえ、外国の金持ちがそれを取り上げてしまうのは如何なものか。」と語っていた。

コメントを残す

TrackBack URI