干ばつの影響で食料品も高騰
100年来最悪の干ばつの影響で、卵、ミルク、肉類などの食料品の価格が値上がりしている。
農業団体 AgForce の最高責任者 Brett de Hayr は、「長く世界の穀物輸出国の地位にあったオーストラリアも、このままでは輸入国に落ち込んでしまう。輸入は、穀物に付着してくる病虫害への対策などに多額の費用を要するため経済的ではなかった。しかし、国内産穀物の15年来の高値は、輸入も受け入れざるを得ないところまできてしまった。わが国の歴史の中で、穀物の大量輸入を考えたことは未だかってなかったことだが、そのシナリオも終わりを告げることになるだろう。干ばつは、もはや農業者だけの問題ではない。」と言っている。
小売業者、生産者などの団体は、穀物の収穫量が60%に落ち込むと予想しているが、飼料をそれに頼っている酪農業者、鶏、豚、牛の生産業者は大きな影響を受けることになる。
クイーンズランド南東部の住民は、間もなく干ばつが食料品価格に与える影響を自分の財布の中で直に感じることになるだろう。
スーパーマーケット Coles のスポークスマン Scott Whiffin は、「小売業者は心配している。我々が生産者から得た反応はすべて、干ばつの影響が本当にひどいということだった。推移を見守ってはいるが、これからどうなるのかは未だ分からない。」と頭を抱えている。
Australian Egg Corporation のジェームズ・ケラウェイ James Kellaway 社長によると、小麦の契約価格がトン当たり180ドルから310ドルに跳ね上がり、卵の値段は1ダース当たり20セントから30セント上昇している。
そんな危機的状況の中で、ハワード首相は今日16日、干ばつ被害と戦っている農業者に対する3億5千万ドルの緊急支援策を発表した。
非常事態宣言が出されている18の地域の全ての生産者が対象で、収入補助と利子補給が2008年3月末まで延長される。




